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吉田天満宮と豊橋筆
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○筆

学問・書道の神、吉田天満宮の前に筆塚が鎮座されております。古来より、人が使用した道具には魂がこもると考えられ、多くの人々が勉学や仕事で使用した筆や鉛筆などの筆記用具を、ここに納められます。毎年、2月第3日曜日に斎行の吉田天満宮の例大祭後に、筆の制作に携わる豊橋筆振興協同組合の職人の参列のもと、厳かに筆塚祭(筆供養)を行います。なお、この筆塚は昭和27年6月25日に、豊橋毛筆商工組合(現 豊橋筆振興協同組合)により建立されたもので、碑名は第15・16代豊橋市長 大竹藤知(おおたけとうち)の筆である。「塚」の字に土偏が無いのは、土がつかないように願ったとか、石碑の模様に合わせ「家」と見せて、筆の家として、最期の安住の地として持たせたなど、いろいろ説があります。

○小林仁一郎翁之碑

小林仁一郎(こばやしじんいちろう)は戦災で焼け野原になり、筆産業が壊滅的被害を受けた時に、筆組合を創設し、復興立て直した中興の祖であります。この方は、私財を投げ出し戦災で道具を無くした筆職人を支えたり、進駐軍により禁止されていた、学校の書道の授業の復活に尽力されました。

この二つの碑は、筆塚は筆の穂先、小林仁一郎翁之碑は硯を表しております。


      筆    塚



   筆塚の碑銘部分の拡大写真

    平成26年筆塚祭の祭典風景

    小林仁一郎翁之碑